□美しさが長持ち 、今 話題のラジカル制御型塗料。
可児市のＡ様邸はカラーベストと言われるタイプの屋根。
カラーベストは一般的な瓦と違って塗装が必要な屋根です。
まず屋根を高圧洗浄します。
しっかり乾燥させてから塗装作業に入ります。
いきなり塗装はしません。
下地作りも入念に行います。
雨漏りの原因となる釘の緩みも入念チェックします。
放置すれば台風などで屋根材が吹き飛んでしまうこともあるんです。
カラー鋼鈑部をサンダーによる研磨（ケレン）と錆止めを塗装。
錆止めも2液のエポキシを使用します。
２液の錆止めは密着性に優れ 現在 主流のガルバリウム鋼鈑にも相性の良い錆止めです。
さて、ここからが本日の作業となります。
頑固なコケや洗浄後に付いた鳥の糞などはワイヤーブラシを使って落として行きます。
下塗りのファインパーフェクトシーラー（左）
仕上げ材のファインパーフェクトベスト（右）の仕様です。
ラジカル制御型の塗料で耐候性に優れ
塗り立ての美観を長期に渡り保つ塗料です。
A様にお選び頂いたファインパーフェクトベストは日本ペイント屋根塗料シリーズの上級グレードなんです。
ローラーと刷毛による手塗りにてシーラーを塗装して行きます。
シーラーとは下地を調整する役目と
下地と塗料の密着性を高める接着剤の役目をします。
屋根がしっとり濡れた感じになったのが分かるかと思います。
しかし乾くと下の画像のように…。
白く色褪せた部分。
これは吸い込みムラと言われる現象で
下地の劣化が激しいためにシーラーを吸い込んでしまった部分。
化粧水や保湿クリームで例えるなら
肌荒れや乾燥肌だと保湿クリームを
一度塗ったぐらいでは効果がないですよね？
肌がぐんぐん吸い込んでしまって…。
そんな状態なんです。
吸い込みムラをなくすために
シーラーを2度塗りして行きます
手間や時間、材料も余分にかかってしまいますが仕上がりや耐久性に関わりますのでしっかりと塗って行きます。
化粧水をたっぷり、しっかり重ね付けした方が化粧ノリが良かったり化粧崩れが起きなかったり。そんなん感じかもしれません。
お化粧と同じで塗装も下地作りが肝心なんですよ。
明日、ファインパーフェクトベスト（日本ペイント）を塗り仕上げて行きます。
塗り重ね時間は4時間以上（上画像の矢印部）ですのでシーラーの２度塗りだけでも1日掛かります。
ですから石田塗装では
作業日数が当然掛かります。
急ぐ方には不向きな塗装店かもしれません。
また高温時には3日以内に塗り重ねしないといけないので（上画像の罫線部）
明日の日曜日もお仕事させて頂きます。
ご近隣の皆様には迷惑をお掛けしますが
騒音の出ない作業ですので宜しくお願いします。
